近年、「ホワイトラベル(white label / ホワイトレーベルとも)」という言葉を耳にする機会が増えました。「OEM(Original Equipment Manufacturing)」と言い換えても良いと思いますが、他社メーカーで製造されたものを自社ブランドとして販売するビジネス手法のことです。ちなみにプライベートラベル(プライベートブランド)とは、サービス業者や小売店がメーカーへOEM生産を委託することです。
お気づきの通り、ホワイトラベルやプライベートラベルは私たちの生活の至るところに溢れています。身近な例でいえば、セブンイレブンに並んでいる「セブンプレミアム」が思い浮かびます。スイーツからパン、お菓子や飲み物など様々な商品がありますが、どれも他社が製造した商品をセブンイレブンが自社ブランドとして売り出している「ホワイトラベル」です。ちなみに多くの方が使っているiPhoneもアップル社が生産している訳ではありませんので、ホワイトラベルと言って良いでしょう。
そして実は、弊社の「使えるファイル箱」をはじめ、「使えるクラウドバックアップ」や「使えるメールバスター」も、皆さまに自社ブランド化してお使いいただけるんです。
目次
ホワイトラベル/販売代理店ご検討中の企業様必見のクラウドサービスとは?
ホワイトラベルに「使えるファイル箱」が選ばれる理由
クラウドサービス需要の高まり
ホワイトラベルなら手軽で安全
FAQ
ホワイトラベル/販売代理店ご検討中の企業様必見のクラウドサービスとは?
「使えるファイル箱」とは弊社が提供しているクラウドストレージサービス、つまりインターネットでつながれたサーバにデータを保存するサービスのことです。
インターネットに接続できる環境であれば、いつでもどこでもファイル共有が可能なため、データ管理の利便性が高くなります。加えて、クラウド化により社内の基幹システムを統合している企業様とも親和性があるといえるでしょう。
また、「使えるクラウドバックアップ」とは、もしものときに備えてデータをバックアップ、確実かつ迅速なデータ復旧を可能にし、さらにはランサムウェア対策、ウイルス・マルウェア対策、脆弱性診断やパッチ管理など、対象端末を総合的に保護するための情報セキュリティサービスです。
さらに「使えるメールバスター」は、標的型攻撃メールをはじめ、迷惑メールがメールサーバに届く前にブロックするメールセキュリティサービスで、撃退率はなんと99.98%。
では、「使えるファイル箱」や「使えるクラウドバックアップ」、「使えるメールバスター」を自社ブランド化することにはどんなメリットがあるのでしょうか?
ホワイトラベル化のメリット
現在、使えるねっとは北海道から沖縄まで約150社のパートナー様と提携していますが、約90%は「使えるファイル箱」のOEM提供、つまり自社ブランドとして展開していただいています。
UX向上につながる
ホワイトラベル化のメリットの一つは、UX(ユーザ体験)向上です。
それぞれの企業様にはそれぞれの商品や商材、サービスがありますが、目指すところは共通しています。それは単に「モノ」「サービス」を売るのではなく、お客様に「モノ」「サービス」を通じて感動を与えることではないでしょうか?
先ほどの「セブンプレミアム」の例でいえば、その商品数はすでに多岐にわたり(2022年7月末時点で約3,500アイテム)、ユーザの生活の隅々に浸透しています。ユーザは「おいしい」「便利」というだけの理由で購入しているのではなく、そこから得られる快適さ、心地よさを感じており、いわばそのような体験に対して対価を払っているのです。どの商品からもシームレスに得られる満足感こそがセブンプレミアムが多くの人に支持されている理由でしょう。
同様に「使えるファイル箱」などのサービスを自社ブランド化していただくことで、お客様のメインサービスに「プラスアルファ」の体験をご提供いただけます。クラウドサービスはデータを扱うため、どのお客様にとっても毎日使うものであり、ありとあらゆる業務に直結します。具体的な特徴は後述しますが、「使えるファイル箱」などのサービスを自社ブランド化することで、御社のお客様に使うたびに「簡単」「分かりやすい」「安心」という体験を提供することができます。
今後も需要の高まりが見込める
IDC Japanの調査によると、2022年の国内クラウド市場は売上ベースで前年比37.8%増の5兆8,142億円でした。また、今後2027年までCAGR(年間平均成長率)17.9%で推移し、2027年の市場規模は2022年の約2.3倍の13兆2,571億円になると予測しています。
こうした日本でのクラウドサービス需要の動向に関するデータが示す通り、クラウド市場は今後も拡大が見込まれます。クラウドサービスOEM提供のビジネスチャンスを生かすことで営業拡大を狙えるのです。また、中小企業向けホワイトラベルクラウドサービスは、商品開発や品質管理にかかるコストが一切不要な点も大きなメリットといえるでしょう。
ホワイトラベルクラウドストレージのカスタマイズ方法
例えば、「使えるファイル箱」のOEM(販売代理店)化をお申込みいただきますと、約1ヵ月から1ヵ月半くらいで御社にお引渡しが可能です。御社のロゴやコーポレートカラーにカスタマイズさせていただきます。お引渡し後、自社ブランド化された「使えるファイル箱」をどのように販売するか、つまり価格設定や契約期間は御社の販売計画やブランド戦略に合わせて決めていただくことができます。「使えるファイル箱」は、カスタマイズ可能なクラウドストレージの選び方に迷っている方にとってもおすすめです。
ホワイトラベルに「使えるファイル箱」が選ばれる理由
使えるねっとが提供するクラウドサービスが「自社ブランド化」に耐えうるサービスなのか、不安を感じる方も少なくないでしょう。ここでは、「使えるファイル箱」を例として取り上げ、本当に御社ユーザ様に最高のUXを提供できるのか、検討してみましょう。
抜群の機能性×ユーザ数無制限で使いやすい
Webサイトやアプリの開発で重視されているのはどのページを開いても色やラベルが同じパターンであること、ボタンやアイコンのデザインが統一されていることです。これが、「情報が探しやすく、使いやすく、親切」というUXにつながります。
この点、「使えるファイル箱」も専用のインターフェースを必要とせず、Windowsならエクスプローラー、MacならFinderで共有フォルダを扱うため、普段の業務とシームレスに心地よく使っていただけます。
また、オフィス端末だけでなく、外部のモバイル端末での使いやすさも必須です。「使えるファイル箱」ならモバイルアプリを活用することで、現場とオフィスのデータもタイムレスに共有・同期可能です。加えて、複合機との連携も可能なので、スキャン・FAXデータを自動でファイル箱へアップロードもできます。
さらにユーザ数無制限のため、100人でも1,000人でも料金が一律です。無制限ユーザ対応クラウドサービスのメリットは、追加料金なしで会社の成長に合わせて自由にユーザを追加できる点です。権限はユーザごとに設定できるため、共有情報の管理も楽ですし、社員だけでなく、顧客や協力会社との情報共有にも使えます。
販売代理店パートナーもエンドユーザもはじめてでも安心
UXの中でも特に重要な要素は「安心感」です。食品であれば「産地表示があること」「無農薬であること」「エコであること」、電化製品であれば「壊れにくいこと」「誰でも使いやすいこと」「サポートがしっかりしていること」などがユーザに安心感を与えてくれます。
ではクラウドストレージサービスにおいてはいかがでしょうか?エンドユーザがまず重視するのは何と言っても「セキュリティ」です。
クラウドストレージのセキュリティ機能とは?
この点、「使えるファイル箱」は暗号化技術の中でも高い強度を誇るAES256ビット暗号化を使用しており、2要素認証設定も可能です。また、近年甚大な被害を中小企業にもたらしているランサムウェア対策もばっちり、初心者でも安心のクラウドストレージサービスといえるでしょう。
ストックビジネスにも魅力的!データ保護を強化するクラウドストレージの活用法
使えるファイル箱の自社ブランド化はいわゆる「ストックビジネス」として魅力的です。ご承知のようにストックビジネスとは契約したら終了までその期間は継続して対価を得られるビジネスモデルです。売り切り型のビジネスモデルではなく、継続的な収益につながりますので、資産を蓄積(ストック)し、安定的な事業構築に寄与します。また、ストレージソリューションは解約率が低い製品のため、営業の効率化を実現することも可能です。(厳密に言えば全く同じではありませんが)最近流行りの「サブスクリプションビジネス」と言い換えても良いかもしれません。
今のビジネスシーンは「VUCA(ブーカ)」つまり、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」が特徴ですが、御社のビジネスモデルに「ストックビジネス」を取り入れることで収益の見通しが立ちやすくなり、「安心感」が得られます。
さらに「使えるファイル箱」に疑問や問題があったときには弊社のサポートセンターが電話、チャット、メールで丁寧にサポートさせていただきます。
クラウドサービス需要の高まり
総務省の情報通信白書(令和3年版)によると、2020年においてクラウドサービスを一部でも利用している企業の割合は68.7%であり、2019年よりも4.0ポイント上昇しました。また、クラウドサービスの効果について「効果があった」と回答した企業は87.1%(「非常に効果があった」32.5%、「ある程度効果があった」54.6%)に達しており、今後この傾向はさらに強まると考えられます。
デジタル化が進む中、クラウド移行はもはや必須に
多くの経営者がデジタル技術を活用して新たなビジネスモデルを創出するDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性を感じていますが、いまだにその取り組みは不十分と言わざるを得ません。経済産業省はDXを阻んでいる要因の一つとして、既存システムが事業部門ごとに構築されていて、全社横断的なデータ活用ができていない点を挙げています。そして、このまま課題が解決されなければ2025年以降、毎年最大12兆円の経済損失が生じる可能性があると指摘されています(「2025年の崖」)。そのためのソリューションは多岐に渡りますが、クラウドサービスの活用は必須だといえます。
ホワイトラベルなら手軽で安全
上述した総務省の情報通信白書(令和3年版)によるとクラウドサービスの利用内訳で一番多かったのが「ファイル保管・データ共有」(59.4%)でした。多くの企業はこの流れに乗り遅れないよう今後もクラウドサービスの導入を進めていくものと思われます。
この機会に使えるねっとが提供する「使えるファイル箱」を自社ブランド化し、御社のお客様のUX向上を目指してみてはいかがでしょうか?20年以上の業界実績、サブスクビジネスの経験とノウハウを生かし、御社のビジネスモデル転換を手厚くサポートいたします。
また、価格設定や販売形態は自由に選べるため、御社の強みや状況に合わせて利益を出しやすい契約形態をお選びいただけます。単体での販売の他、既存製品とのクロスセルも効果的です。
導入費用を含めた詳細に関しては是非お気軽にお問い合わせください。
クラウドサービスの販売代理店パートナー募集中!
<ホワイトラベル化可能サービス>
・「使えるファイル箱」
・「使えるクラウドバックアップ」
・「使えるメールバスター」
*その他のサービスについてはお問合せ下さい。>>
FAQ
(1)ホワイトラベルとは何ですか?
他社メーカーで製造されたものを自社ブランドとして販売するビジネス手法のことです。OEM(Original Equipment Manufacturing)とも言い換えられます。 たとえば、使えるねっとが提供する「使えるクラウドバックアップ」「使えるファイル箱」などのサービスを企業様でご購入いただき、自社製品・サービスとして別のブランド名の下で販売することができます。
(2)クラウドサービスをホワイトラベル化/OEM提供することのメリットとは?
商品開発や品質管理にかかるコストが一切不要で、迅速に市場で販売を開始できる点は大きなメリットです。独自のソリューションをゼロから企画・開発するには時間も資金も要してしまいますが、ホワイトラベルの仕組みを利用すれば最小限のリソースで質の高い自社ブランドを確立することができます。 自社の販売計画やブランド戦略に従って、今後も拡大が見込まれるクラウド市場において、お客様に対して向上したUX(ユーザ体験)を提供しながら営業拡大を狙えます。
お電話でのお問い合わせはこちら:03-4590-8198
(営業時間:10:00-17:00)