クラウドやテレワークには生産性向上を始めとして様々なメリットがあります。しかしその一方で、セキュリティの問題、情報漏えいの心配がつきまとうのも事実です。今回は、テレワークで起こり得る情報漏えいのリスクやその対策などについてご紹介します。
1. テレワークで起こり得る情報漏えいリスクと、その対策
テレワークによって発生する情報漏えいの事例には、いくつかの典型的なパターンがあります。主なリスクと予防策を見ていきましょう。
公衆無線LAN経由の不正アクセス
モバイルワークが実践されている場合は、公衆無線LANを利用して業務を行うケースも散見されます。しかし、公衆無線LAN、特にパスワード保護がされていないフリーWi-Fiにそのまま接続するのは、とても危険な行為。少しでも技術を持った、悪意のある第三者がいれば、公衆無線LANを経由してデータを盗み出すのは容易なのです。
公衆無線LANを使って仕事をするときは、VPNを利用することで、こうした攻撃からデータを守ることができます。
パソコンの盗難
仕事で使うパソコンやタブレットなどを盗難され、重要なデータが盗まれる事例も報告されています。対策としては、万が一盗難被害にあってもデータが盗まれないよう、ハードディスクを暗号化しておくのが効果的です。
ウイルスやランサムウェアによる攻撃
ウイルスやランサムウェアによるサイバー攻撃は、依然として情報漏えいの原因としてもっとも多いもののひとつです。パソコンはもちろん、業務で使用するタブレットやスマートフォンにもセキュリティ対策ソフトをインストールすることが、一番の対策になります。
2. 教育だけに依存しないセキュアな環境づくりが大切
テレワークで情報漏えいなどのセキュリティ問題が発生してしまうのを防ぐには、もちろん従業員への教育や指導も必要です。しかし、どれだけセキュリティ教育をしたとしても、ミスを100%なくせるわけではありません。大切なのは、社員教育だけに頼らず、仮にミスが起こってもセキュリティ事故を防げるような、安全な環境づくりをすることです。
そのためには、前の章で取り上げたような具体的な対策(ハードディスクの暗号化、セキュリティ対策ソフトの導入など)を一つひとつ着実に取っていくことが一番の近道。セキュリティ対策にはそれなりのコストがかかりますが、万が一情報漏えいが起きてしまった際のダメージを考えれば、安いものです。
3. セキュリティ重視のソリューションで、安全なテレワークを
テレワークを導入する際は、新たなコミュニケーションツールやクラウドサービスを併せて導入することも多いもの。そんなときは、使い勝手や機能だけではなく、セキュリティ面も重視してツール/サービスを選ぶことをおすすめします。
使えるねっとの「使えるどこでもオフィス」は、セキュリティにとことんこだわった、テレワークにぴったりな企業向けクライアント仮想化ソリューション。データの暗号化/認証、高度なアクセス制御など、情報漏えいを防ぐ機能が満載です。詳しくはぜひ、使えるどこでもオフィスの製品ページを覗いてみてくださいね。
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